クロイワ鍼灸治療室
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ジストニア考ー最近の患者から

最近ジストニアの患者を多く診ている。Aさんは、50才代女性、今日で週一ペースで7回治療。治療後翌日くらいに良くなるが二三日後又症状が戻ってしまう。朝方は状態は良いが、夕方あたりに疲れてくると右足首が内反してしまう。それをカバーしようとして左腰で頑張るので腰や股関節が痛くなる。昨晩は足に沢山お灸をすえたせいか、今朝のところは調子良い。家庭内の摩擦が深刻化してからジストニアの症状が酷くなったという。40才代男性Bさんも仕事場で残業が続き、過大なストレスがかかり、それが発症トリガーとなって書痙で難儀しているが、こちらで治療を受けるたびに翌日くらいから少しづつ、パソコンのマウスを使う手が脱力できるようになってきて、希望が見えている。Cさんは50才代女性、子供の問題、ご主人との疎外状態、精神科処方の薬を頻繁に使用中で、睡眠障害が強く、鍼灸治療を週一で8回ほどしたが効果が感じられない。薬を沢山服用しているので、鍼灸との効果が相殺されているか?。週二回で3カ月ほどは来てほしいと話をしているがさてどうするか? 通院が遠い。薬から離れられない。昨年北関東から通ってきていた大学院の30才代学生も、教師からのセクハラがトリガーとなり体軸が横に曲がってしまう偏奇。 今年東京で就職した関西出身の若い20才代男性、人に書字を見られるのが怖い、これでジストニア(書痙)になりで、こちらの8回の治療で大分改善しており、しばらく様子を見ることになる。昨年来ていた二人のギタリストとギター愛好家、それぞれ右手が思うように動かない、左手の運指が動かない、と症状がそれぞれ違うが、真面目タイプ。週一で2−3か月ほど治療したが改善がおもわしくなく、断念。その後どうされたか心配。手足だけ治療していては治らないようだ。

ジストニアは何らかの強い原因で大脳基底核に異変が起こり、神経伝達物質のグルタミン酸、GABA,さらにはドーパミンの分泌が十分行われず、随意運動の遂行が妨げられる状態を引き起こしているが、これといった有効な治療法がないというのが現代医学の分析。鍼灸でそこにアプローチできるか? 手足のつぼ、経絡を刺激するのか、体幹のつぼを刺激するのか、はたまた直接的に頭部のつぼを刺激(頭鍼)するのか?まだ試行錯誤中だが、軽度の患者は鍼に反応するが、向精神薬を長期間使用している患者は反応が鈍い。傾向として肝経にとても強い症状が出ている。治療するとこれが和らぐ。何れにせよ長期戦、時間と費用がかかる。

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